北海道に来て初めて芝桜というものを知りました。まさに芝のように地面に這い蹲り,花は小さな桜のようで,紫や白や赤やその中間色など,微妙に色合いの違いがあり,1ヶ月近く結構長く咲いてくれます。
芝桜の花を見ていると,私が昔やっていた検察官のバッジのようにも見えてきます(これって,私だけ?)。
毎年芝が伸びて,桜が咲く面積が少しずつ広がっていくのも楽しみです。
北海道の桜の代表格は,エゾヤマサクラです。5月の連休になり,ようやく咲き始めました。でも,こちらは1週間で散ってしまいます。
我が家の庭には,もう一つ,本州では見たことがない桜を見つけました。柳のような枝に桜が乱舞しています。
今まで「我が家の庭」などと言ってきましたが,いずれも前の土地・建物の所有者の方が植えられたものです。前の所有者の方は,登記簿でお名前を知るばかりですが,おそらく昭和初期生まれの古風な女性の名前の方でした。実際にお会いした訳ではありませんが,庭を見ていると,草花や庭木をとても愛されていた方だと分かります。現在,法律事務所兼自宅に改築予定ですが,この庭木と草花は,できる限り,残そうと思っています。