本州では桜が咲けば春を実感できるのでしょうが,十勝の花見は5月の連休ころです。北海道では,道路の縁石に積み上げられた雪山がとけて,芝生が顔を出し,その芝生が緑色を帯びてくると春を実感します。
雪山は,長い冬の間,多数のほこりをすったためか,雪山がとけた下の芝生も灰色っぽくなっていますが,しばらくすると,このほこりもどこかに吹き飛んでしまい,鮮やかな緑色を帯びてきます。そして,ありとあらゆる道端から,フキノトウの芽が出てきます。
我が家の庭の春の風物詩は,福寿草です。宿根草のため,いつも同じ場所から顔を出します。長い冬がようやく終わり,これから一挙に春と夏と秋が駆けめぐっていきます。